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STORY

死者を蘇らせることのできる「反魂の秘薬」の噂に引き寄せられて、新聞記者・におはネオ九龍クーロンにやってきた。全ての悪の根源とも呼ばれる悪に染まった街で、鳰は同じく「反魂の秘薬」を追い求める男装の麗人・语桐ユートンと、神父代理の美少年・奕辰イーチェンに出会う。

反魂の秘薬に関する真実を知ってなお、ネオ九龍クーロンに残る決意をした鳰だが、秘薬を求める人間との抗争は後を絶たない。今日もさまざまな人々との出会いや別れ、思想の相違による対立が鳰を翻弄する。

様々な人物の思惑が入り乱れる中、果たして「反魂の秘薬」をめぐる三人のたどり着く先とは──? カタギじゃないおねーさん×美少年神父代理のバディもの黒社会ファンタジー!

Keyword#漫画#近未来ファンタジー#中華風#シリアス#黒社会#バディもの

WORLD

ネオ九龍クーロン────第二変容都市。正式名称は「第二変容都市ネオ九龍特別無統治地区」とされ、どこの国にも属さず、誰にも統治されない場所。かつて香港だった場所にある巨大スラム型都市。尖沙咀付近で見つかった大空洞の影響で、徐々に変容した。 現在ではかつて九龍にあった九龍城砦のような街並みが無限に増殖しており、全ての悪の根源のような悪意渦巻く街になっている。

反魂の秘薬────死者を生き返らせることのできる薬。存在することだけはわかっているが、精製方法などは不明とされる。始皇帝が愛用していたという話や、中国最古の医学書である神農本草経にもその記述が残っている。

三宙会────ネオ九龍を本拠地とする黒社会組織。その名前には「人界の宙、魔界の宙、異界の宙、すなわち世界の全てを統べる」という意味合いがこめられている。前身は同じく香港の黒社会・三合会。

三色派閥────三宙会内部の3つの派閥。薬物の売買の大元である”青”、賭場を管理する”赤”、売春宿を牛耳る”黄”という風に住み分けている。 派閥の関係性は3すくみ状態になっており、それゆえに均衡が保たれている。

大空洞────世界に七つある、大地に穿たれた大きな孔。突如として現れ、周囲の街を異質なものに変容させる。ネオ九龍クーロンのものは、尖沙咀チムサーチョイ付近で発見され、その後、街が意志を持ったかのように増殖を始めた。大空洞や変容については、詳しいことは分かっていない。

世界七大変容都市────大空洞の影響により、変容してしまった7つの都市。 日本(東京)、中国(香港)、インド(ニューデリー)、イギリス(ロンドン)、フランス(パリ)、ドイツ(ベルリン)に、南極大陸(正式には都市ではないが)を加えてそう呼ぶ。


语桐ユートン

主人公その1。カタギじゃない男装のおねーさん。大雑把で陽気、短気で喧嘩っ早く、脚癖が悪い。「反魂の秘薬」を探しているが、その目的は他の者とは一線を画している。

奕辰イーチェン

主人公その2。とある教会の神父代理を務める美少年。基本的にクソガキ。语桐ユートンに惚れており、色々いいように手玉に取られる。術士の血筋であり、神獣「渾沌」を使役する。

四月朔日わたぬき にお

語り部。アメリカの新聞社で働く日本人の青年。「反魂の秘薬」を求めてネオ九龍にやってきた。基本的に好青年の「いいひと」タイプ。

ジュ

语桐ユートンたちのいきつけである中華料理店『極楽鳥』のウェイトレス。ミーハーな女の子。

梨花リーファ

ネオ九龍のあちこちで「不思議な露店」を開く露店商の少女。「~ですの」が口癖。わりとアコギな商売をしている。


※『九龍城奇譚』は同人誌にて展開中です。詳しくはOFFLINEページをご覧ください。

第1譚|邂逅(冒頭サンプル)

「反魂の秘薬」を求めてネオ九龍にやってきた新聞記者の鳰は、そこで语桐ユートン奕辰イーチェンと名乗る二人組に出会う。
(2025年5月25日発行)

番外譚|懺悔室(冒頭サンプル)

懺悔室で語られた、とある「告白」の話。『九龍城奇譚』プロトタイプ版。
(2025年1月19日発行)

関西コミティア72 おまけ漫画

ある"疑問"の話。関西コミティア72、購入者特典ペーパー。
(2025年1月19日配布)

『九龍城奇譚』試演本プレビューブック

第1譚のプレビュー本。関西コミティア72、無料配布ペーパー。
(2025年1月19日配布)

番外譚|紫煙会話

偶然雨宿りが一緒になった鳰と语桐が、煙草を吸う話。
(2025年8月24日発行・2025年11月WEB公開予定)

番外譚|露店商

不思議な露店の話。テントセン神戸合同誌「カシオペヤ Vol.3」に寄稿。
(2025年10月19日発行・2025年12月WEB公開予定)

上に行くほど古く、下に行くほど新しいです。

Rough